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美食を楽しむように歯を守りましょう

歯周病の大きな原因は歯垢(プラーク)や歯石の中の歯周病原菌です

2018/11/02 15:48

実は、歯周病は日本人の8割が感染しているといわれており、ギネスブックにも『世界で最も罹患者が多い感染症』として載っているほどです。歯周病は、歯を支える組織(歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜)を破壊していく病気です。進行すると、歯の揺れや口臭、歯ぐきから出血や膿が出てきて、最終的に抜けてしまいます。抜けた後も、歯の周りの骨が破壊されているので、元に戻りません。

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歯周病の原因は何?

原因は、歯垢(プラーク)や歯石に潜む歯周病原菌です。歯磨き不足、生活習慣の乱れ、食生活の乱れ、ストレス、糖尿病、その他全身の病気により、歯周病菌が増えることで進行します。他に、妊娠中(妊娠性歯周炎)や遺伝的なもの(侵襲性歯周炎)で歯周病になる人もいます。歯周病は別名「サイレントディジーズ(静かなる病)」とも呼ばれ、痛みなく歯ぐきや歯の骨を溶かしていきます。

なので、歯周病になっていても気づきにくいのです。歯磨きのたびに歯ぐきから血が出たり、突然歯ぐきが腫れたり痛み出した時には、かなり歯周病が進行しているかもしれません。また、糖尿病第6の合併症として認知されており、糖尿病と歯周病は相互関係があることが分かっています。糖尿病の他、動脈硬化や狭心症、心内膜炎、誤嚥性肺炎、脳梗塞、関節リウマチ、早産や低体重児出産との因果関係も明らかになっています。全身に影響する病気の予防・悪化防止のためにも、歯周病治療は大切です。

歯周病の治療方法

主にセルフケア(お家で実践するケア)とプロフェッショナルケア(歯科医院で行う歯周病治療)の2本柱で治療していきます。

まず、プロフェッショナルケアです。

歯周病の大きな原因は歯垢(プラーク)や歯石の中の歯周病原菌です。歯周病が進行している場合、歯ぐきの中まで歯石がこびりついているので、歯ぐきの中の歯石をしっかり取り除きます。取り切れない大きな歯石は、手術で歯ぐきを切り開き、取ります。溶けて壊れた歯の骨を再生させる手術を行うこともあります。歯並びや被せ物を改善させることも、必要に応じて行います。

同時に、ご家庭での歯磨きの方法、歯磨き粉の選び方、糸ようじや歯間ブラシの使用を見直してもらい、患者さんに合った方法で歯磨きを実践していただきます。これがセルフケアです。歯周病の治療は、セルフケアとプロフェショナルケアの両方で改善させる治療です。歯ぐきの組織が癒えるまで待つ期間と、お家での歯磨きの徹底が必要ですが、セルフケアが定着し、歯周病の進行が止まれば、長く健康的なお口の中を保つことができます。

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