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美食を楽しむように歯を守りましょう

歯周病菌が血中に入り込んでしまうと、サイトカインというものが分泌されて歯周病菌に対抗しようとします

2018/12/04 13:10

歯周病は、初期段階に痛みなく進行していく割に、最終的に歯を失わせてしまうというとても怖い病です。30代以上の方で見た場合、実に8割程度の方が何かしらの歯周病を患っていると言われています。歯周病を回避するためには、歯医者さんでの定期検診が必要です。ご家庭でのブラッシングのみでは不十分なためです。

診察の際は、患者さまの歯と歯茎の間の溝を測定させていただき、その深さによって歯周病菌の侵食度合いなどを評価します。必要に応じ、歯科衛生士による歯のクリーニングなどに進んでいただき、ご家庭でのセルフケアのポイントなどもご案内します。歯を失ってしまってからでは取り返しが付きません。ぜひ定期検診の習慣をお作りください。

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歯周病症状の進行プロセス

普段ご自分の歯でしっかりと噛むことができるのは、歯の周りの複数の組織(歯茎・歯根膜・セメント質・歯槽骨)によって歯がしっかりと支えられているためです。歯周病は、これらの各組織に悪影響を及ぼし、最終的に歯の欠損をもたらします。自覚症状の伴わない初期段階では「歯茎の炎症」や「出血」が起こります。そして徐々に「歯茎の落ち込み」や「ぐらつき」が現れ、歯の根元が表面に見え始めます。同時に「口臭も悪化」して「出血」も目立ち始めます。

このレベルまで来てもまだ治療を行なわないと、その歯で噛むことが困難になっていき、突然歯が抜け落ちてしまうというプロセスを辿ります。歯周病は、早期治療が何より大切です。早い段階の治療でマイナスの影響を受けずに歯周病を治すことができます。お身体への悪影響ももたらしますので、放置せずに対処するように心掛けてください。

糖尿病への影響

歯周病菌が血中に入り込んでしまうと、サイトカインというものが分泌されて歯周病菌に対抗しようとします。ところが、このサイトカインは血糖値を下げるインスリンの働きも抑制してしまい、糖尿病が生じやすい下地を作ります。

これが歯周病患者が糖尿病予備軍だと言われる理由です。また、糖尿病患者の慢性的な高血糖状態は、お口の中の唾液の分泌量を減らし、歯周病菌が繁殖しやすい環境となります。このようなことで両者の関係は「負のスパイラル構造」として知られています。

心疾患への影響

歯茎の毛細血管から侵入して体内を巡る歯周病菌は、やがて心臓の筋肉を覆う冠状動脈にまで到達します。この際に「アテローム」と呼ばれるコレステロールや脂肪などの蓄積物が生成されやすくなります。

心臓組織周辺にこのようなアテロームができてしまうと、動脈硬化が誘発され、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まってしまいます。ある報告では、歯周病患者は一般の人よりも約2.8倍心疾患にかかりやすいという指摘もあります。

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